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SPECIAL

若手未来座談会

それぞれの活躍、
思い描く未来。

日立アドバンストシステムズで躍動する、若きタレントたちが、
会社の魅力やそれぞれのチャレンジについて語り尽くします。

PROFILE

  • 防衛情報システム部

    理工学部卒 2023年・キャリア入社

    R.I

    学生時代からのプログラミング経験を活かしてIT業界へ。新卒で入社した企業では、自社のWEB開発を任されていたが、社会に対する貢献・やりがいを求めて転職を決意。「国のために働く」というやりがいが入社の決め手になった。

  • 装備システム設計部

    電気情報工学科 2021年入社

    Y.N

    幼いころ、よく家族で自衛隊のイベントに参加したことから、防衛に関心を抱く。防衛関連のシステム開発、中でも実際に動きが目に見えるもの(装備品)の組み込みシステム開発に興味があった。徒歩通勤できる社員寮の存在も大きかった。

  • 防衛情報システム部

    工学部卒 2020年入社

    R.K

    人々の安全を守るシステムの開発に携わりたいという想いから入社。大学で研究していた「衛星画像とAIを組み合わせ、災害が発生した場所を早期検知するためのアルゴリズム」の知見を最大限に活かして、「宇宙事業」に携わっている。

01 Agenda 多様な技術を持つチームは
個性を伸ばす研修で育まれる。

入社してみて、実際に感じる「日立ASの魅力」を教えてください。

R.K

とくに驚かされたのは、「実力が高い人が多いこと」ですね。たとえば、指導員の先輩社員は、海外のカンファレンスにも積極的に参加し、社内から「あの人」と認識されているような方でした。そのレベルの高さに触れることで、より向上心が芽生えたと思います。私自身、学生時代に研究していた内容が、現在の担当業務と親和性が高かったこともあって、それなりにやっていける自信はありましたが、「まだまだだな」と感じさせられました。

Y.N

技術レベルの高さはもちろん感じましたが、私はその方向性がさまざまであることに面白みを感じました。車両のプログラムに長けている人もいれば、R.Kさんみたいに衛星画像に取り組んでいる人もいる。一般的な会社だと、スキルセットはどうしても似通ってしまうもの。そうした意味では、他社では味わえないワクワクがありますよね。また、設計・製造・試験という開発サイクルのすべてに関わることができる点も大きな魅力だと思います。

R.I

第二新卒入社で、他社を経験している私にとって、とくに印象的だったのは「人に対する投資に熱心であること」でした。教育に関する予算も潤沢ですし、一人ひとりのメンバーがやりたいと思った勉強・資格取得を上長に直訴し、補助してもらえることに驚きました。画一的な研修・育成制度では、画一的な人材しか育たない。自らの「なりたい姿」を主体的に実現していけるので、それぞれに個性的な成長を遂げていくことができるのでしょうね。

とくに役立った研修があれば、教えてください。

R.I

日立アカデミー大森キャンパスでの新人研修です。この研修は、日立グループの新入社員すべてが参加して行われるもの。キャリア入社した場合、同期をはじめとした横のつながりが希薄になりがちですが、そのデメリットを解消できました。他のグループ会社の人たちとのグループワークは、私にさまざまな気づきを与えてくれたと思っています。

R.K

AI(人工知能)/データサイエンスの基礎を学ぶ研修が印象に残っています。実際にモノを作りながら基礎を学べたこと、第一線で活躍する技術者から学べたことで、アルゴリズムに対する理解度が増し、AI(人工知能)/データサイエンスに対するさらなる興味がわきました。ただ、必要な知識を得るだけでなく、そこから学びたくなるきっかけを与えてくれたと思っています。

Y.N

日立グループの研修は、社員全員が特定の研修を受けるという、画一的なものではないんですよね。私自身は、よりよい学びを実現できるよう、職場の指導員の方がしっかり伴走してくれたことが印象に残っています。これからのキャリアにどのような知識が必要になるのか。私が関心のありそうなものは何か。そうした視点から、よりよいプログラムを薦めてもらえました。

02 Agenda 身の丈を超えた挑戦が
飛躍的な成長につながる。

現在の所属部門と仕事内容を教えてください。

Y.N

装備システム設計部は、艦船、航空機、車両など、「自衛隊の装備品に関わるシステムの設計開発」を行っています。車両を制御するプログラムや、航空機に搭載される無線機など、そのソリューションは実に多様です。開発の特徴としては、やはり「モノ」が存在することです。ソフトウェアだけでなく、回路設計や機構設計等のハード設計者とも連携して課題に対処していきます。

R.K

防衛情報システム部は、主に防衛情報に関わるシステムを手がけ、お客様の業務をいかに「省力化/自動化」するかをミッションにしています。私が所属しているのは、衛星画像解析業務を支援するシステムを手がけるチームです。近年、さまざまな衛星が打ち上げられ、解析すべきデータ量が増えていく中で、お客様の業務を楽にするためのシステムを提供し、防衛事業や防災検知に活用していただいております。

R.I

私は、同じ防衛情報システム部のセキュリティに関わるチームに所属しています。システム開発はもちろん、セキュリティ、ネットワークなどさまざまな価値を提供しているのがこの部門の特徴です。現在は、サイバーセキュリティ関連システムの次期システム開発を担当しています。防衛省のシステムを不正アクセスから守り、セキュアな環境を提供することがミッションです。

期待の若手である皆さんは、どのような活躍をしているのでしょうか。
とくに印象に残っているプロジェクトを教えてください。

Y.N

現在、私は水中音響システムにおける制御・信号処理を行うファームウェアの試験・ソフトウェア更新を任されています。ソフトウェアは、一度開発して終わりではなく、定期的なアップデートが必要。全国の基地を飛び回ってのアップデート作業は、とくに印象に残っていますね。一般的なソフトウェアエンジニアは、PCに向き合うばかりですが、私たちの仕事には現場があります。艦艇に乗艦する特別な体験は、好奇心を刺激する貴重な経験でした。

R.K

防衛情報システム部はなかなか現場に行く機会がないので、うらやましくなりますね(笑)。私が印象に残っているのは、衛星画像解析を支援する「次期システムの開発案件」でチームリーダーを任されたことです。システムの企画・提案から開発まで、社内のとりまとめを主に任されました。入社4年目の段階で、これだけの大役を任されたことは、私にとって何よりの喜び。さまざまな苦労がありましたが、何とか期待に応え、プロジェクトを完遂することができました。今はすべての重責から解放され、心晴れやかな状態ですね。

R.I

身の丈を超えるチャレンジ機会を与えられるのは、日立ASならではの魅力ですね。私も、サイバーセキュリティ関連システムの次期システム開発において、システムの基本設計を任されました。お客様から提示されたセキュリティ要件を実現するために、具体的な処理方式を検討したり、最適な製品選定を行います。脅威情報やAI技術などを活用し、お客様のシステムのセキュリティ強化を実現します。システムの上流工程は、前職でも経験できなかったこと。「ぶっつけ本番」な感は否めませんでしたが、いただいたチャンスをモノにすることができました。

皆さんの活躍ぶりを聞くと、社歴に関係なく、
チャレンジを後押ししてくれる風土があるのだと感じさせられます。

R.K

巡り合わせもあるのでしょうが、こうした機会を得られたことを心から嬉しく思っています。任されたからには、期待に応えたいという一心でしたね。

Y.N

自分にできることを繰り返しているだけでは、真の成長は望めません。そうした意味でいい仕事をさせていただいているな、と。

R.I

「ただ、任せるだけではない」ことも、大きいですよね。今回のプロジェクトでも、上長の親身なフォローがなければ、結果を出すことはできませんでした。

03 Agenda 若者たちの未来は
無限の可能性を秘めている。

当社のビジネスは、社会に安全・安心を提供する重要な使命を担うものです。
そのやりがいを実感できるのは、どのような瞬間なのでしょうか。

Y.N

自らが試験している装置が、ちゃんと動いている。使われている。ニュースなどで自分たちが関わっている設備を目にすることもありますから、そう感じられた瞬間は、自らの仕事が持つ使命を意識させられます。人命に関わるシステムに携わっているからこそ、慎重に作業を行うよう心掛けています。

R.I

私自身がつくっているシステムは、まだ納入はされていませんので、そう実感できる日を楽しみにしているというのが、現在の状況ですね。ただ、自らが考えたシステムや機能が、その通りに実現したときには、確かなやりがいを感じられました。

R.K

私が担当した次期システムも、まだ、実際に役立っている段階ではありませんが、日立製作所のメンバーからの「よく頑張ってくれた」といった言葉を頂いたときは、達成感を得ることができました。お客様への貢献はもちろんですが、私たちの仕事はチームで行うもの。仲間からの信頼は、さらなる原動力を与えてくれますよね。

最後に、今後の目標を教えてください。

Y.N

防衛産業は製品のライフサイクルが長いため、大規模なシステムの新規開発案件が少ない側面があります。先進的な技術を用いた新規開発に参加できる機会があれば、そこに積極的にチャレンジしていきたいです。そうしたチャンスをモノにしていくためには、誰からも頼られる存在にならなければいけません。自らの技術にさらなる磨きをかけていきたいですね。

R.I

現時点では「これをやりたい」という特定の目標はありません。しかし、さまざまな事業を展開している日立ASには、多様な選択肢があります。サイバーセキュリティや、ネットワークなど、いろいろなことを経験して、自分の未来を模索していきたいですね。何かひとつを究めてもいいし、幅広い俯瞰的な知識を身につけてもいい。この環境が持つ「無限の可能性」にワクワクしているところなんです。

R.K

日立ASという環境で、自分のやりたいことをやらせてもらっている。だからこそ、私は、AIの第一人者と呼ばれるような技術者になりたいと思っています。何か困ったことがあれば、彼を呼べばいい。そう思ってもらえるような存在になっていきたいですね。そのためにも、価値を創り出し続けること。新たな技術を活用して、業務の省力化/自動化を実現し、お客様が抱える課題を解消できるシステム開発に挑戦していきたいと考えています。