開発の経緯
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止まることは許されない
社会インフラを襲う脅威を未然に防ぐ -
媒体検疫ソリューションが誕生したのは、2016年。とあるエネルギープラントから寄せられたニーズがきっかけだった。当時は、重要インフラ施設において、USBメモリーの持ち込みによるマルウェア感染で内部のシステムが破壊される事件が発生したばかり。止まることの許されないインフラにとって、その対策は急務となっていた。同プロジェクトに参画していた社員は、当時の心境をこう語る。
「発電をはじめとしたプラントの基幹システムは、ネットワークから分離されていることがほとんどです。しかし、システムのメンテナンスなどにより持ち込む外部メディアからの感染はそのシステムを破壊し、社会に不可欠なインフラを停止させてしまうリスクもあります。外部メディア持ち込み時に、マルウェアチェックを実施し、脅威を未然に防ぐことは必要不可欠な取り組みだったと言えます」